妊娠するための最短距離を進むには・・・
最初に質問させて下さい!
あなたは赤ちゃんが欲しいので妊娠したいですよね?
そのために旦那さんと定期的に仲良くして、子作りをしていることと思います。
では、質問です。
あなたは、避妊せずに性交して、どれくらいが経過しましたか?
答えが「1年以上」ということであれば、ひょっとして不妊症の可能性があることを自覚しておいて下さい。
平成27年8月に「日本産科婦人科学会」にて、不妊の定義が変更されました。
【不妊の定義】ある一定期間、避妊することなく通常の性交を継続的に行っているにもかかわらず、妊娠の成立をみない場合を不妊という.
この「ある一定期間」が従来の定義は「2年」だったのが、「1年」に変更されたのです。
つまり1年間子作りをしてきて妊娠しない場合は、不妊症の可能性があるということです。
不妊症の原因は男女のどっち?
不妊症というと女性の問題と思われがちです。
しかし、ある調査によると、
- 女性のみが原因:約41%
- 男性のみが原因:約24%
- 両方に原因:約24%
- どちらか不明:約11%
という調査結果があり、男性も不妊の原因となるケースも少ないということです。
でも、不妊症って自覚症状がない場合が多いので、普通に暮らしていると分からないことが多いんです。
そのためにも、なかなか妊娠しない方は産婦人科などで不妊検査を受診することをオススメします。
不妊症の初期検査
最初に妊娠するためには、必ず夫婦共に検査を受ける必要があります。
先程も書きましたが、男女ともに不妊の原因の可能性があるからです。
どうして妊娠しないかの原因を調べたうえで、その後の不妊治療について考えていくのが妊娠への近道です。
一般的に女性の検査は1ヶ月〜3ヶ月、男性の検査で1ヶ月程度の時間を要します。
検査内容は、問診・内診・基本検査じゃ男女ともにあり、女性は精密検査も加わります。
少し時間は掛かりますが、不妊の原因を特定するための必要な時間と考えて焦らずに医師の指示に従い検査を受けましょう。
また、不妊検査を受けるにあたって、夫婦の理解や協力は必要不可欠となります。
検査を受けて原因が特定できた場合、原因を持つ本人は精神的に辛い思いをすることとなります。
そうなった場合に、相手を責めるなどの行為は絶対してはいけません。
相手の気持ちを思いやり、その原因をどうやって解決していくかを夫婦と医師でコミュニケーションを取りながら探っていくことが大切です。
夫婦で子作りについてしっかり話し合っておくことと、信頼できる産婦人科の医師を見つけることが不妊治療の成功のポイントです。
初診検査で不妊の原因をいやに早く見つけることができるかが、その後の不妊治療成功のカギとなります。
不妊の可能性があると思ったら、すぐにでもパートナーに相談して今後の方針を決めましょう。
不妊治療をしてでも子供が欲しいということであれば、これまたすぐにでも産婦人科などへ相談しに行くことをオススメします。
卵子も精子も加齢に伴い、質が低下していきます。
質の低下は、妊娠率の低下につながり、どんどん妊娠できる確率が減っていくからです。
また、本格的な不妊治療が必要となると、それなりに大きな費用が発生します。
不妊治療の費用について
本格的な不妊治療がスタートすると、治療や治療費以外にもお金が掛かってきます。
不妊治療に掛かる一般的な費用は下記のようになります。
- 抗精子抗体検査:5千円〜1万円
- 膣腔鏡検査:約10万円
- 人工授精:1万円〜3万円/1回
- 体外受精:20万円〜80万円/1回
- 顕微授精:30万円〜90万円/1回
不妊治療による妊娠のしやすさは年齢差や個人差があるので、必ず妊娠できるかというとそれはやってみないと分かりません。
それだけに不妊治療での費用が、生活の負担になってしまう可能性もあるので、やはり不妊治療については夫婦でしっかりと話し合いましょう。
不妊治療が必要と診断された方には、【特定不妊治療費助成制度】を活用することで金銭的な負担を軽減できることもあります。
最大15万円まで助成してもらえますが、年齢や所得に応じて制限があるので注意が必要です。
詳細は厚生労働省のホームページにてご確認下さい。>>不妊に悩む肩への特定治療支援事業の概要
不妊の心配がある方は一人で悩んでいないで、夫婦で話せる機会を作ってこれからの進むべき道を2人で決めていきましょう。
不妊治療に抵抗があるという旦那さんへ
なかなか子供ができないことが悩みのご夫婦において、不妊治療を始めることは自然な流れです。
しかし、旦那さんの中には不妊治療に対して抵抗感を覚える人も少なからずいます。
年齢的にアラフォー世代の男性の場合、年齢的な問題もあるので抵抗感を覚えつつも不妊治療にある程度の理解を示す傾向にあります。
30代前半までの男性にとっては、「まだ不妊治療しなくてもいいんじゃない?」と抵抗感を示す方も多いようです。
さらに抵抗感を感じたまま不妊治療を開始すると、性行為の回数が減ったり夫婦仲がギクシャクしたりするケースもあるようです。
また基礎体温を測って排卵日を予測する場合、半強制的に性行為のスケジュールが決まります。
そうなると、なかなか予定通りいかないのが現実のようです。
「今晩頑張らないと・・・」というプレッシャーに負けてしまう繊細な男性も多いのです。
逆に「どうしてもエッチしたい」と思っても、「あと3日我慢して!」などと感情の赴くままに性行為ができないこともストレスの原因になります。
これらのようなことが続くと、夫婦仲がうまくいかなくなったり、セックスレスに繋がったりする可能性があります。
男女にとってデリケートな問題なので、お互いのことを尊重しつつ相手のことを思いやり妊活を進めるようにしましょう。
子供を作ることだけが目的になってしまわないように、雰囲気やムードにも注意しながらコトを進めることをオススメします。
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